東京都庁【経験者採用】をゼロから解説!試験内容・倍率・難易度・対策方法をプロ講師が完全解説!

  

東京都庁の職員になるには何から始めればいい?

「経験者採用選考」ってどんな試験?

この記事では、東京都庁(経験者採用)への転職に役立つ情報をまとめています。

この記事を読むことで、

  • 東京都庁経験者採用選考の全体像
  • 1次試験から最終合格までの流れ
  • 受験に当たっての注意点

効率的に把握することができます。

記事のボリュームが多くなっておりますが、試験対策のスタートは「全体像の把握」ですので、ぜひ最後までお読みください。

記事監修 奥田 恭央

OKUDA YASUO

公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravity代表

元公務員!社会人採用試験のプロ講師!

高校生のときに国家公務員試験を受験し海上保安庁に入庁。大学への進学のため、海上保安庁を退職。大学卒業後は、内閣官房・武蔵村山市役所・中野区役所での勤務を経て、公務員試験予備校最大手の TAC 講師となる。TAC では論文や面接指導のスペシャリストとして、全国への配信講義や全国模試の模範答案作成などを担当。「本当に役立つ本物の指導を提供したい」という思いを掲げ Gravity を設立。
著書:『公務員試験 社会人採用 完全攻略テキスト』翔泳社

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採用区分・受験資格

令和8年度(2025年度)の受験案内に記載の試験区分・採用予定人員・受験資格は以下のとおりです。

試験の種類・試験区分採用予定人員
事務241名
土木75名
建築15名
機械33名
電気39名
ICT34名

受験資格

昭和39年4月2日以降に生まれた方(61歳以下が受験可能

学歴や職種によって必要な職務経験年数が異なる
 ex①.4年制大学を卒業の場合、事務職は4年以上の職務経験が必要
 ex②.高卒の場合は、事務職は8年以上の職務経験が必要

職務経験の計算方法

  • 会社員、自営業者として6ヶ月以上継続して就業した期間が該当
  • 30日を1ヶ月として計算し、通算後の端数が30日に満たない場合は切り捨てる。
  • アルバイト・パートの勤務経験も含む。

※職務経験年数の計算方法で悩む場合は、必ず東京都庁の担当部署に確認しましょう。東京都公式HP

試験日程

通年で募集を行っており、第1期〜4期まで選択して応募が可能
最終合格者は、「主事級」又は「主任級」として採用される。
また、主任級職最終合格者の中から一定の基準を満たす人を対象に、課長代理級選考によって課長代理級として採用されることもある。

※参考:令和8年(2026年)の日程を以下に掲載

◆第1期(採用予定日:令和8年10月1日)

申込受付4月24日(金)~5月11日(月)
1次試験(適性検査)5月26日(火)〜6月8日(月)までの間で受験者が選択する日
1次試験合格発表6月30日(火)
2次試験(面接試験)7月14日(火)〜7月17日(金)のいずれか1日指定
2次試験(最終)合格発表7月31日(金)
課長代理級職選考日8月10日(月)又は8月12日(水)のうち都が指定する1日
結 果 発 表 日8月19日(水)

◆第2期(採用予定日:令和9年1月1日)

申込受付6月25日(木)〜8月4日(火)
1次試験(適性検査)8月21日(金)〜9月3日(木)までの間で受験者が選択する日
1次試験合格発表9月24日(木)
2次試験(面接試験)10月5日(月)〜10月9日(金)のいずれか1日指定
2次試験(最終)合格発表10月30日(金)
課長代理級職選考日11月9日(月)又は11月10日(火)のうち都が指定する1日
結 果 発 表 日11月16日(月)

◆第3期(採用予定日:令和9年4月1日)

申込受付9月24日(木)〜11月4日(水)
1次試験(適性検査)11月20日(金)〜12月3日(木)までの間で受験者が選択する日
1次試験合格発表12月17日(木)
2次試験(面接試験)令和9年1月13日(水)〜1月17日(日)のいずれか1日指定
2次試験(最終)合格発表令和9年1月26日(火)
課長代理級職選考日令和9年2月2日(火)又は2月3日(水)のうち都が指定する1日
結 果 発 表 日令和9年2月8日(月)

◆第4期(採用予定日:令和9年7月1日)

申込受付12月25日(金)〜令和9年2月4日(金)
1次試験(適性検査)令和9年2月22日(月)〜3月8日(月)までの間で受験者が選択する日
1次試験合格発表令和9年3月24日(水)
2次試験(面接試験)令和9年4月28日(水)〜4月30日(金)のいずれか1日指定
2次試験(最終)合格発表令和9年5月17日(月)
課長代理級職選考日令和9年5月24日(月)又は5月25日(火)のうち都が指定する1日
結 果 発 表 日令和9年5月31日(月)

試験の特徴

  • 第1次選考の適性検査は、公務員試験のための特別な準備を必要とせず、全国どこからでも受験が可能(自分で日程を選択できる
  • 通年で募集を行っている(第1期〜4期より選択して応募)
  • 2次試験(面接)は、1次試験合格者に対して、都庁から試験日程が提示される。
  • 2次試験では、面接試験が2回実施される。

受験の流れ

【試験概要の発表】
・募集人数、試験日程などが公表される
【申込】
・東京都庁の「受験者サイト」から試験を申し込む
 (※郵送や窓口での申込みは原則不可)
・申込みの際に、証明写真データ(縦横比4:3、上半身脱帽正面向き、6か月以内に撮影)の登録が必要
【1次試験(書類選考・適性検査ーSPI3)】
・1次試験は「書類選考」「SPI」により実施
・書類選考は申込時に提出した職務経歴書 とエントリーシートにて実施
・申込時に登録したメールアドレス宛に受験案内が届く
・自宅等のパソコン・スマートフォンで性格検査を受験する
・性格検査受験終了後、テストセンターを予約する(オンライン会場可)
・選択した試験日時・試験会場で基礎能力検査(SPI)を受験する
【1次試験合格発表】
・受験者全員に「受験者サイト」で合否が通知される
・合格発表の日から1週間程度、合格者の受験番号が東京都職員採用ホームページに掲載される
【2次試験(面接)】
・選考日、集合時間、選考会場等の詳細は、第1次試験合格者に対して通知される。
・職務経験、職務遂行に必要な専門知識、人物についての個別面接
・面接は計2回実施
・どちらの面接も面接官は2名
・面接時間は1回あたり25分程度
【最終合格発表】
・受験者全員に受験者サイト」で合否が通知される
・ 合格発表の日から1週間程度、合格者の受験番号が東京都職員採用ホームページに掲載される
・第2次選考の主任級職合格者の中から、一定の基準を満たす人に対して、課長代理級職選考の受験票が送付される
合格者の声

SPIの対策が重要!また、書類選考に使う職務経歴書やエントリーシートも丁寧に作成しましょう!

合格者の声

面接対策は徹底的に行うべし!

試験倍率(※事務職のみ)

事務職受験者数最終合格者数合格倍率
令和7年度
(2025年度)
令和8年度
(2026年度)

※東京都庁の倍率などは、第4期の試験終了後に公表される(令和8年6月以降)

東京都庁合格への戦略

◇受験申込編

受験の申込みはWEB「受験者サイト」から行います。
受験者サイトでは、①個人情報(氏名、住所など)の入力②職務経歴書(1)の入力③職務経歴書(2)の入力、④エントリーシートの入力などが必要になります。
※入力した内容は、第1次選考(書類選考)での評価対象となり、面接試験の参考資料としても使用されます。
提出後は内容を修正できないため注意が必要です。
※申込みの際に、証明写真データ(縦横比4:3、上半身脱帽正面向き、6か月以内に撮影)の登録が必要です。

受験者サイトとは??

受験者では、4つの項目への回答を入力する必要があります。
その内容は以下のとおりです。

【受験者サイトに入力する項目】
◆個人情報
氏名、住所など

◆職務経歴書(1)
・「最も成果を上げた(あるいは達成感を得た)職務上の経験」を具体的かつ簡潔に入力

◆職務経歴書(2)
・職歴

◆エントリーシート
・志望理由
・都政で活かせる経験
・部下や後輩の指導等に関する経験(主任級職選考の申込者のみ)
・利害関係者との調整に関する経験
・自己PR
※それぞれ 200 字以上 300 字未満で入力

注意すべき点

  • 「職務経験年数」が基準を満たしているか要確認
  • 申込時の記入内容は提出後の修正ができない
  • 申込時の記入内容は面接試験の資料としても使用される
    面接試験を想定して丁寧に作成すること

◇1次試験編

1次試験は、「書類選考「性格検査」「基礎能力検査」の3つが実施されます。

「性格検査」は自宅等での受験、「基礎能力検査」はテストセンター(全国に設置されるリアル会場又はオンライン会場のうち受験者が選択する会場)での受験となります。

覚えておきたい

  • 「書類選考」は、事前に提出した職務経歴書 とエントリーシートで行われる
  • 「基礎能力検査」は、SPI3(SPI3-G)となる

◇2次試験(面接対策)編

1次試験に合格すると、いよいよ2次試験試験です。

東京都庁の2次試験は「面接試験」となっています。

2次試験は、申込時に入力・提出した内容(職務経歴書等)をもとに質問がされます。
そのため、入力内容に対する様々な質問を想定し準備を行うことが必要です。

面接試験では、学生時代・前職・志望動機・職場での人間関係・東京都のニュース・東京都の課題・取り組みたい仕事・趣味・性格 など幅広い話題から質問されます。

2回目の面接試験では面接官が変わるため、1回目の面接試験と同じ質問を投げかけられることもあります。

志望動機などの頻出質問は1回目と2回目の面接の両方で聞かれることが多いため、しっかり事前準備を行いましょう。

なお、東京都庁の面接試験は、2回目のほうが厳しい質問や深掘りをするような質問が多くなる傾向にあります。

特に、東京都庁の面接試験では、特別区や市役所などと比べても、受験生の思考力や価値観を把握するため、深く難しい質問をされることがあります

このため、1次試験を終えたら、できるだけ早くに面接対策に取り組むのがよいでしょう。

注目ポイント

  • 2次試験の面接は2回実施され、試験時間は25分~30分程度
  • 面接試験はどちらも面接官が2人
  • 東京都庁の面接試験は難しい質問も多い
  • 合否は、第1次選考及び第2次選考の成績を合わせた総合成績により決定される

奥田講師

面接の上達にはトレーニングが必要です
なお、面接試験の成績が一定基準に達しない場合は、1次試験が高得点でも不合格となるため、面接試験でしっかりと得点をできるように準備をしておくことが大切!

まとめ

ここまで解説した内容をまとめます。

◆東京都庁の経験者採用は、61歳まで受験できる

◆試験は年4回実施され、好きな日程を自由に選択できる

◆エントリー時の申込内容は面接試験でも使用される

◆1次試験は書類選考と適性検査(SPI)となる

◆2次試験では、面接が2回実施される

◆最終的な合否は1次試験と2次試験の総合成績で決まる

◆接試験の成績が一定基準に達しない場合は、1次試験が高得点でも不合格となるため、面接対策が非常に重要

奥田講師

確実な合格には、面接試験への万全の対策が不可欠
東京都庁経験者採用の合格は、「SPI対策」と「面接対策」にかかっています。特に、面接試験は2回実施され、合否を最も左右する重要な試験となります。東京都の合格を本気で狙う受験生は面接対策が最重要となります。

【最終更新日】2026-06-05

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