はじめまして。
公務員試験「社会人採用」専門予備校のGravityです。
岩手県庁(民間経験者等採用)の論文試験における過去の出題テーマを掲載しています。
効果的な論文対策を進める上では、過去問の分析や実際の演習が欠かせません。
以下の過去問を参照し、日頃の論文対策にご活用ください。
1.試験概要
試験区分:民間経験者向けは「一般行政B」(「一般行政A」は新卒者向け)
試験方法:アピールシート試験(事前提出)と一次試験での政策課題論文(論文の採点は一次試験合格者についてのみ行い、採点結果は二次試験の結果に反映される。)
試験時間:60分(政策課題論文)
文字数:1000字程度(アピールシート試験)
備考:2023年度採用(令和5年度採用)より教養試験はSPI3(※基礎能力試験のみ)の実施となる。
2.過去の論文課題 (※「行政区分」の出題テーマ)
アピールシート試験(事前提出)
◆2015年
あなたがこれまでの職務経験の中で、他者との連携や協力によって成し遂げたことは何か。また、それを県行政にどのように生かしていきたいか、論じなさい。
◆2016年
あなたがこれまでの職務経験の中で最も苦労したことは何か。また、それをどのように乗り越え、そこから何を得たのか論じなさい。
◆2017年
あなたがこれまでの職務経験で得た誇るべき実績は何か。また、それを達成するためにどのように取り組み、その経験から得られたことを県政のためにどのように生かしていきたいか、論じなさい。
◆2018年
あなたのこれまでの職務経験の中で得た自分の専門的な強みは何か。その強みをどのようにして得たか述べるとともに、県行政のどのような分野・業務において特に力を発揮できるか論じなさい。
◆2019年
あなたのこれまでの職務経験は、県政のどのような分野において、どのように力を発揮することができるか、具体的に1,000字以内(空白欄含む)で述べなさい。
◆2020年
あなたのこれまでの職務経験の中で得た自分の強みは何か。その強みをどのようにして得たか述べるとともに、県政のどのような分野において、どのように力を発揮できるか、具体的に1,000字以内(空白欄含む)で述べなさい。
◆2021年
あなたのこれまでの職務経験の中でどのような能力やスキルをどのようにして磨いたのか、また、その能力やスキルを県政のどのような分野において、どのように発揮できるかということについて、1,000 字以内で具体的に述べなさい。
◆2022年
これまでの職務経験の中でどのようなことに取り組み、そこからどのようなスキルを身につけたか、また、それを県政のどのような分野において、どのように生かすことできるかということについて、1,000字以内で具体的に述べなさい。
◆2023年
あなたのこれまでの学びや経験の中で身につけた知識や能力は何か。それを県政のどのような分野において、どの ように生かすことができるかということについて、1,000字以内で具体的に述べなさい。
論文試験(政策課題論文)
◆2014年
国立社会保障・人口問題研究所によると、岩手県の人口は、2010年の約133万人から2040年には約93.8万人と、全国を岩回るペースで約30%減少すると推計されています。こうした状況を踏まえ、岩手県のこれからの課題を一つ挙げ、その解決のための対策を、関係者(住民、企業、他行政機関等)との連携の観点から、具体的に述べなさい。
◆2015年
岩手県の人口は1997年以降減少しており、その要因として進学、就職期の若者の転出による影響や出生数の減少などが考えられています。これらのことから、人口減少対策として若者や女性などが岩手に定着し、他県から岩手に移住してもらうために、岩手の様々な地域資源や強みを生かしながら、県の行政が取り組むべきことは何か、論じなさい。
◆2016年
本県は、全人口に占める老年人口(65歳以上)の割合が平成27年に初めて30%を超えるなど、全国の都道府県に比べても急速に高齢化が進行しています。また、介護保険制度における本県の要介護認定者数(要支援認定を含む)は年々増え続けているなど、高齢化に伴い介護を要する人の割合も増加しています。このような状況を踏まえ、本県の増大する介護ニーズへの対応策としてどのようなことが考えられるか、論じなさい。
◆2017年
県では、人口減少や少子高齢化の進行等に伴い、基幹産業である農林水産業や、地域産業分野における担い手不足が課題となっており、その確保や育成に取り組んでいます。そこで、担い手を確保するための対応策として、どのようなことが考えられるか論じなさい。
◆2018年
三陸を訪れる観光客の現状は、下表のとおりとなっています。こうした現状を踏まえ、三陸地域における観光復興を推進するための課題を1つ挙げ、その解決策について具体的に論じなさい。
◆2019年
人口減少問題は、様々な要因によって引き起こされているものであり、その要因の根底にある「住みにくさ」「学びにくさ」「働きにくさ」「結婚しにくさ」などのあらゆる「生きにくさ」を、「住みやすさ」「学びやすさ」「働きやすさ」「結婚しやすさ」に転換し、多くの人々が「住みたい、働きたい、帰りたい」と思える岩手を創っていくことが必要です。
そこで、多くの人々が「住みたい、働きたい、帰りたい」と思える「希望郷いわて」実現のために、県行政の視点からどのような取組が必要か、具体的に論じなさい。
◆2020年
本県は、東日本大震災津波の被災県として、日本そして世界の防災力の向上に貢献できるよう、これまで国内外からいただいた多くの復興支援に対する感謝を示すとともに、東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓を伝承し、復旧・復興の取組や防災・減災の最先端地域としての三陸の姿を広く国内外に発信していくことが求められています。
そこで、復旧・復興の取組や防災・減災の最先端地域としてどのような取組が必要か、具体的な課題を1つ挙げ、その解決策についてあなたの考えを論じなさい。
◆2021年
岩手県では、若年層を中心とした県外への転出超過の傾向が続いていますが、このことについて、岩手県の現状における具体的な課題を挙げ、その解決策についてあなたの考えを論じなさい。
◆2022年
政府は、デジタルの力を活用して地方活性化を図る「デジタル田園都市国家構想」の実現を目指しています。
そこで、あなたの職務経験を踏まえ、デジタルの力を活用することで、地方の課題解決につながる取組を1つ挙げ、その具体的な内容と解決策についてあなたの考えを論じなさい。
◆2023年(先行実施枠)
令和5年1月にニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52か所」で盛岡市が紹介されたことなどもあり、岩手県が国内外から大きく注目されています。そこで、あなたの考える本県の観光に関する課題を挙げ、その課題を解決するために県として必要な取組は何か、具体的に論じなさい。
◆2023年(通常枠)
岩手県では、大雨や地震などの自然災害等のリスクに対応するため、今後起こり得る大規模な自然災害に備え、防災・減災対策を進める必要があります。
そこで、あなたの考える災害のリスクに対応する安全・安心な地域づくりに関する課題を挙げ、その課題を解決するために県として必要な取組は何か、具体的に論じなさい。
【最終更新日】2024-09-18