はじめまして。
公務員試験「社会人採用」専門予備校のGravityです。
熊本市の採用試験(社会人経験者採用)の論文試験における過去の出題テーマを掲載しています。
効果的な論文対策を進める上では、過去問の分析や実際の演習が欠かせません。
以下の過去問を参照し、日頃の論文対策にご活用ください。
1.試験概要(一般行政区分)
試験方法:論文試験は二次試験で実施される。
試験時間: 90分
文字数:1200字以内
2.過去の論文課題 (※「事務職」の出題テーマ)
◆2016年
民間企業等での従事経験や知識技能を活かし、熊本地震からの復興を目指す熊本市の職員として、どのような分野で貢献していきたいと考えているか。
◆2017年
これまでの社会人経験において、時間的、人的、予算的な制約などがある中で、与えられた目標を達成するために心がけてきたことを述べた上で、熊本市職員として、そのノウハウをどのように活かせると考えているか、1,200字以内で述べなさい。
◆2018年
住民サービスについて、市民が地方自治体に期待する事業(サービス)と、民間企業に期待する事業(サービス)とがある。また、官民が協働で行った方がよい事業(サービス)もある。住民サービスについて、地方自治体と民間企業との役割分担、官民の協働事業とはどうあるべきか。あなたの考えを1,200字以内で述べなさい。
◆2019年
昨今、働き方改革が重要な課題となっている。市民サービスの質を落とすことなく市職員の働き方改革を進めるにはどうしたらよいか。1,200字以内で述べなさい。
◆2020年
本市の地域振興のために、今ある本市の企業、事業者の活力をどう生かすか、また、本市の地域資源や地域ブランドをどう活用していくか、あなたの考えを1,200字以内で述べなさい。
◆2021年
本市では、職員が備えるべき行動姿勢として、市民志向、改革志向、自立志向、チーム志向を掲げている。社会人経験の中でこれらに生かせる出来事、共有できる経験を述べ、そこから学んだこと、本市での仕事に生かせることを1,200字以内で述べなさい。
◆2022年
市民からの行政への要望は多種多様である。しかし、そのすべてに応えることは難しい。取り組むべき基準、優先順位はどうあるべきか、あなたの考えを1,200字以内で述べなさい。
◆2023年
住民サービスには、まだ改革・改善の余地がある。
これまでの経験を踏まえて何をなすべきか、あなたの考えを1,200字以内で述べなさい。
3.過去の集団討論の課題(※「事務職区分」でのテーマを掲載)
- テーマが複数ある場合は、グループごとにその中の1題が出題される。
◆2016年
- 社会情勢が目まぐるしく変わる中では、組織のリーダーには様々な条件が必要とされてきます。組織のリーダーの条件とは何だと思いますか。グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2017年
- 20 代、30 代の若者が働く場を求めて市外に転出することが多くなっているが、多くの人に熊本市に住み続けてもらうためにはどのような取り組みが必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2018年
- だれもが平等に参画できる社会の実現に向けては、市民一人ひとりが人権問題を自らの課題として受け止めることが重要です。そこで、だれもが社会の一員として、家庭、職場、学校、地域などでわけ隔てなく参画できる社会を築き上げていくためには、どのような取り組みが必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 本市は、平成28年熊本地震からの早期の復旧・復興のためには、市民・地域と行政の協働による推進が重要です。そこで、「おたがいさま」で支え合う協働によるまちづくりを推進するにはどのような取り組みが必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2019年
- 若い世代に働き先として本市が選ばれ、安心して働き続けることができるためにはどのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 近年、集中豪雨や地震などの自然災害が全国各地で頻発している。地域防災力の向上のためにはどのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2020年
- 近年、海洋プラスチックごみ問題を含めた環境問題が深刻さを増している。市民一人ひとりが環境問題への責任と役割を自覚し、行動するために、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 政府は、ワークライフバランスの実現に向けて、「長時間労働の是正」や「労働環境の多様化」といった「働き方改革」を推進している。働く意欲のある職員が仕事とプライベートの両方を充実できるような「働き方」とはどのようなものか、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 我が国では、未婚化、晩婚化、出生率の低迷などに伴い、少子化が進行している。少子化が自治体に与える影響を考えるとともに、どのような対策が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2021年
- 本市では、熊本城の緑と調和した都市の景観整備に取り組んできたところだが、一方で、巨木化、老朽化した街路樹は、通行の安全性や維持管理費用の増加等の問題も生じている。今後、「森の都」と安全で住みやすい都市を両立していくためには、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 少子高齢化が急速に進行し人口が減少する中で、働く意欲のある高齢者が、その能力を十分に発揮できるよう、定年延長等の措置によって、70歳までの就業機会を確保する事業者が増えてきている。このことは、若年者の働き方にも影響を与えると思われるが、今後、若年者から高齢者まで様々な世代が意欲をもって働ける職場環境をつくるために、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 新型コロナウイルス感染症を契機として、職場における在宅勤務(テレワーク)は広がりを見せている。本市においては、育児や介護と仕事の両立を支援する在宅勤務制度が2020年2月に導入され、また、感染リスクの低減を図るための在宅勤務(テレワーク)にも積極的に取り組んでいる。本市として、市民サービスの向上を図りながら、職員にとって働きやすい職場環境をつくるためには、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2022年
- 本市は、政令指定都市移行の年から今年で10 周年を迎える。政令指定都市となり、子育て・教育・都市計画や道路整備などに関する権限と財源が移譲されるとともに、各区役所を設置し、地域の特性に応じた自主自立のまちづくりを進めてきた。この間の市政運営をどのように評価し、今後、政令指定都市として、どのような姿であるべきか、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
- 近年、カスタマーハラスメントや公務員バッシングとも呼ばれる、市民や事業者の方からの度を越えたクレーム(要求、要望、苦情等)による業務への支障や職員のメンタルへの悪影響が問題となる事例が報告されている。もちろん、業務の改善につながる貴重な意見もあるが、度を越えたクレームに対しては、適切な対応を取らなければならない。行政として、行うべき対応、行うべきでない対応について、グループで話し合い、意見をまとめなさい。
◆2023年
- わが国では2022年の出生数が80万人を割るなど人口減少が進む中、政府は「異次元の少子化対策」を掲げている。各自治体においても独自に少子化や子育て支援対策に取り組んでいるところであるが、熊本市が取り組むべき少子化・子育て支援対策として、どのような施策が有効か、グループで話し合い、意見をまとめてください。
- ChatGPTをはじめとした生成系AIのような革新的技術は、これから更に加速度的に開発が進み、発展していくものと考えられる。これらを利活用することにより、業務効率化ひいては市民サービスの向上に寄与することが期待されるが、一方で、正確性の問題や情報が流出する可能性などのリスクが指摘されている。本市では、今年の 6 月 1 日から ChatGPT の業務利用について、検証チームによる実証実験を開始しているところであるが、生成系AI導入のメリット・デメリットを整理し、行政としてどのように活用していくことが必要か、グループで話し合い、意見をまとめてください。
- 2020年に新型コロナウイルス感染症が確認されて以来、経済活動が停滞し、特に観光産業においては、観光需要の減少等により厳しい状況に置かれた。そして、アフターコロナ・ウィズコロナと言われている現在、インバウンドが回復基調であることや、旅行ニーズの多様化など、観光産業を取り巻く状況は変化してきている。今後、観光産業を通して、熊本市をより活性化させていくためには、どのような取組が必要か、グループで話し合い、意見をまとめてください。
【最終更新日】2024-09-18