本日は、「公務員試験 教養試験対策 人文科学の勉強方法」というテーマで話していきます。
一つここで注意点なんですけども、今回の記事は学生というよりも時間がない社会人の方がどのように人文科学対策していけばいいのか、そこにフォーカスをして解説していきたいと思います。
忙しい社会人は効率的に教養試験対策や人文科学対策をしたいと思いますので、その方々に的を絞って解説していきたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
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早速ですけども、筒井先生、人文科学の対策はどのようにしていけばいいんでしょうか?
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大きく強調したいポイントが2つあります!
【筒井】
1つ目が頻出分野に絞り込んだ学習ですね。
どういうことかと言いますと、いろんな一般知識科目がありますが、おそらくボリュームが一番大きいのが人文科学だと思います。
世界史も日本史もあって、おまけに地理・思想もあるという形で、とてもボリュームが大きいので、全部をまんべんなくやるのはほとんど不可能だと思います。
ですので、例えばどの科目も学習するにしても、その中で出やすい分野をある程度狙い撃ちしていかないと厳しいでしょう。
参考書やテキストを1ページ目から丁寧に全部やるという意識で進めると対策が追いつかないと思いますので、とにかく試験で出やすい頻出分野に集中して、それ以外は削ぎ落としていく感覚も大事だと思います。
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2つ目は捨て科目を作ることです!
【筒井】
頻出分野に絞り込んだとしても、人文科学のボリュームは凄まじいので、すべての科目を網羅するのは現実的には困難です。
私自身、人文科学では捨て科目を作って、「この科目はやれないな…」と線引きをしていました。
働きながらでお忙しい社会人の皆さんにあっては、全部をやろうとしてどれもできないという状態になるよりは、これは捨てよう、でもこれは拾っていこうという形で、浮いたリソースを自分がやるべき科目に集中するのもいいと思います。
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ありがとうございます!
【奥田】
私も最初、完璧主義にならないと言おうとしたんですけども、筒井先生に言われてしまったので、別の角度から2つアドバイスがあります。
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かぶっちゃった…ってコト!?
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1つ目がグリコアーモンドキャラメル戦略です!
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無視されちゃった…ってコト!?
【奥田】
ふざけていると思われるかもしれませんが、グリコのアーモンドキャラメルのパッケージには「一粒で二度美味しい」という言葉があります。
この言葉を人文科学の対策でも意識して勉強すると良いと思います。
例えば、第一次世界大戦、第二次世界大戦、いわゆる戦後の話などですね。
これらは日本史でも出ることがありますし、世界史でも出ることがあります。
つまり、近現代史をやっておくと、日本史か世界史のどちらかで出る可能性が高いので、一粒で二度美味しい訳です。
また、世界史の30年戦争やウエストファリア体制は、社会科学の政治分野、いわゆる主権国家の成立でも出てくるので、これらの分野を学習することは効率的です。
同様に、経済分野における戦後の傾斜生産方式や1985年のプラザ合意も、日本史や社会科学の経済で出ることがあります。
このように、分野をまたがる科目を学習すると効率的です。
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名前に反して、本当に役立つ戦略じゃあないかッ!
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2つ目が大学受験用の参考書を活用することです!
【奥田】
日本史や世界史の参考書を見てもわからない方がいると思いますが、それは皆さんが悪いのではなく、参考書や問題集自体がわかりにくいこともあります。
公務員試験の参考書と比べると、大学受験用の参考書はわかりやすいものが多いです。
例えば、日本史では東進ハイスクールの金谷先生の『日本史のなぜと流れがわかる本』や、世界史では『パノラマ世界史』という問題集があります。
これらは非常にわかりやすく解説されています。
勿論、これらの参考書を1ページから順番に読むわけではなく、知りたいことやわからないことを辞書的に調べるために使うのが良いでしょう。
今日の筒井先生と私の話を参考に、効率的に人文科学対策を進めてください!
【最終更新日】2024-06-19
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