仙台市の社会人経験者採用試験の論文試験(論述試験)における過去の出題テーマを掲載しています。
効果的な論文対策を進める上では、過去問の分析や実際の演習が欠かせません。
以下の過去問を参照し、日頃の論文対策にご活用ください。
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1.試験概要
試験方法:論文試験は1次試験で実施される。
時間:90分
出題形式:社会人として想定されうる仕事上の事例に関する⼩問(3つ)について、それぞれ300〜400字程度での記述が求められる
評価項目:分析⼒・問題発⾒⼒、判断⼒・論理性、提案⼒、表現⼒・国語⼒等
その他:教養試験の成績によって採点されない場合がある
2.過去の出題内容
※以下のテーマは、過去の受講生からの情報提供に基づき復元し掲載しているため、実際の出題内容と異なっている可能性があります。あくまで、参考程度としてご活用ください。
※実際の試験は、さらに問題文が長い傾向にあります。
【問題文(出題テーマ)】
以下の文章を読んだうえで、3つの設問に300字以上420字以内で回答しなさい。
ある事業所の住民相談窓口の係ではA主任のほか、B職員と、臨時職員のC職員が業務に当たっていた。この職場では5月に入ってからB職員が出産のために長期休業をとることになり、代わりに若手のD職員が配属されることになった。仕事の引継ぎは、B職員とD職員の勤務日が重なる日がなかったため、要点をメモ書きした文書を渡すことによって行った。また、6月にはC職員が契約期間満了となり、新たに臨時職員のE職員が採用され、文書で仕事内容を引き継ぎ相談窓口の仕事に当たるようになった。しばらくすると、新任のD職員、E職員は、共に仕事の内容に不慣れな様子が見られ、窓口が混雑するようになった。その一方で住民からは「前に一度相談した内容が新しい人に伝わっていない。」「担当者が変わってから時間がかかるようになった。」と言った苦情が多く寄せられるようになってきた。そこでA主任が調べてみると、前任者が作成した相談資料の保管場所や相談内容、仕事の手順などが新任者に十分引き継がれていないことがわかった。
問 ※各問とも300字以上420字以内で回答しなさい
(1)この職場の問題点はどこにあると考えられるか、述べなさい。
(2)(1)に対しての改善策を述べなさい。
(3)上記を踏まえ、あなたがD職員であればどのように行動するか、述べなさい。